博多天神の旅 [ぶらぶら]

博多天神を旅してきた。

「福岡は音楽が盛んですよ。行ってみると良いでしょう。」と教えてくれたのは、とても才能のあるピアニストの青年。

気がつけばもう何年も前の話。ここ数年余りにも忙しく、また、旅の予定は尽く天災に重なって企画倒れになっていた。

叶わないのは時期が来ていないから。そう思うようにしていたら、忘れた頃に急に動き始めた。行くべき時が来た。

ホームを間違えて予約した新幹線に乗り損ねそうになったり、金曜の夜だと言うのに予約もせず、有名な水炊き店に出向いて断られたり。可愛い失敗は度々あったけれど、楽しい旅だった。


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先ずは「照和」を訪れた。
十代の頃大好きだったチューリップや、その言葉の美しさにのめり込んだ井上陽水を通して知ったお店だ。
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ママさんは「チューリップをかけましょうか?」と言ってくださったけれど、お店に行けただけで大満足の私は、記念にママとの写真を撮らせて頂いてお店を後にした。

夜はフォークバー「白いギター」そしてジャズの老舗「The FIVE Pennies」へ。
いやはや、天神の一角だけでどれだけ音楽をする場所があるのだろう。少し歩くだけで、或いは角を曲がればもうそこに音楽のお店がある。音楽に対する空気感がとても良いのだ。奈良のピアニスト君が勧めてくれただけはある。海に近い平坦な土地をテクテク歩き、フォーク喫茶だけでなくジャズクラブをも一晩で回れるのは、短い旅には有り難い。
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同行した音友と。

そして持参したCDも完売した。




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