寅の日に旅をする [ぶらぶら]

千里行って千里戻るという寅の日は、無事に帰るという意味から旅を始めるのに吉だとか。
といっても、いきなり全く知らない所に行くのもね。
というわけで、前から気になっていた場所に行ってきた。

竹生島。

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雨でも台風でも滅多に運休にならない、ストライキなにそれ美味しいの?レベルにストが行われない、つまるところ時刻表通りに、常に結構な本数の電車が走っている近鉄沿線に暮らす者。海が荒れているので運行停止か、それは仕方ないねという経験が微塵もない内陸育ち。フェリーに間に合えば必ず目的の島に渡れると思い込んでいた。
ところがそうは問屋が下さない事態に。
いや、一応電話はしたんですよ。一名予約の旨を直前に電話すると、今日は波が荒くて現地着岸せず引き返す可能性がありますと。

?????

頭の中に一杯ハテナが飛び回る。

波が荒い?湖よね琵琶湖って。

着岸しないというのはどういう様子を言うのだろう?

悩みながらも取り敢えず間に合わなければいけないと、フェリー乗り場に行きました。

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ふむ。

湖北地方は、時折訪れる湖南とは違って日本海にとても近い。そして山が迫っている。北から吹き下ろす風は冷たく、湖南とは全く違うのだ。

フェリーは、引き返す可能性と、その場合でもチケットの払戻はありませんとの注意を述べて出発した。
流石に風は強く、これまで見た事のない白い波が立っていた。これをウサギというそうだが、まさに沢山の兎が跳ねていた。
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怖いほどの横風を受けながらフェリーは島に向かう。
陸に戻る船の出発時間が早まったこと、乗らなければ次の船は来ないこと。島に残ったら宿泊施設はないと聞き、小雨のぱらつくなか滑る足元を気にしながら石段を上がり、急いで竹生島神社を参拝に。

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大阪城の一部が、このように遠く離れた所に残っていたことも、なぜ運ばれたのかも、これまで全く知らなかったあれこれを目にして、戦国時代に思いを馳せるひと時でした。


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