手をかける目をかける [独り言]

この春、これまで庭を放置する為に植えていたあれこれを剥がし始めた。
雑草よけに植えた筈のアイビーや、香りがいいからと植えたミント。何処からか飛んできたドクダミ。
この3大勢力が、他の雑草を駆逐して新たな「雑草」として君臨していたからだ。
ミントティーもモヒートも、庭一杯のミントを使うことはない。毒素排出に良いと言われるドクダミも、さすがに臭くて御勘弁願いたい。アイビーも、気根(きこん)が壁に跡をつけて汚らしい。
抜いても刈っても、ほんの少しの根が残っていると、そこからまた繁殖する。

仕方がない。抜けるだけ抜いて少し場所を取り返し、作物を育てよう。

庭に踏み入れ始めた頃、いっときは枯れたと思われた葡萄に葉がついた。少しばかり肥料をやり、支柱に結わえた。枝の払い方が判らないので、とにかく誘引して3方向に伸ばした。虫を見つけたら容赦無く取り除いた。混み合う枝葉の中に花が咲いた。小さな粒が出来た。実がなるのだ。見よう見まねで新聞紙で袋がけをした。雨の少ない時期には水遣りをし、コンポストの土を少しばかり根元に置いた。

暑い夏が過ぎた。時折降る大雨にも袋はぶら下がっていた。

「どれどれ」

閉じた新聞紙のシールを剥がし、中をのぞいたら、、

出来てるじゃありませんか!

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大粒のしっかりとした実がなっていました。
子供に目をかけるように気配り目配りを欠かさずにいれば、無茶苦茶に手をかけなくてもこんなに大きな実がなるのだわ。

水や肥料のやり過ぎは根を腐らせる。構い過ぎはダメにする。子育ても同じですね。


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夏の終わりとかき氷 [ぶらぶら]

暗闇で鳴いていた虫が、朝の日差しの中に出てくるようになりました。秋です。
奈良には氷室神社という由緒のある神社があります。かき氷祭りが行われたりと有名だそうですが、地元民の知らない情報を外から得る面白さ哉。
https://hanako.tokyo/news/food/103676/
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『角砂糖』 [作詞]

なぞってください 私にわかるように

あなたを どこで愛しているか

黒い髪か 二つの白い胸か

吐息の絡まる 小指の先か

* 熱い紅茶に 落とした角砂糖

甘く揺らいで 琥珀に溶けてゆく

どこまで私 どこからあなた

私が私で なくなるまで あぁ

抱いてください 私にわかるように

あなたをどれほど 愛しているか


* 崩れて溶けて 充たされていく

私の知らない 柔らかな場所 あぁ

抱いてください 私にわかるように

あなたをどれほど 愛しているか

あなたをどれほど 愛しているか

(『角砂糖』 作詞 作曲 おかむら ゆり all rights reserved)
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リクエスト [作詞]

ここが 貴方の好きな場所
小高い丘に建つ 風が流れるレストラン
光る波 奏でるピアノ
リクエストは 何にしましょう

幸せ?って聞いてみて
答えはわかっていても
茜に染まる 海の色
ひとつに溶けてく 私の頬と

グラスの中の小舟が
白い尾をひいて 貴方の元へ行くの
内海の波は 静かに
光る海 港見おろして

幸せ?って聞いてみて
答えはわかっていても
紅 染まる海の色
ひとつに溶けてく 私の頬と

向こうの席から 誰かが微笑む
静かに 緩やかに 愛がここで繋がってゆく

夕暮れを奏でるピアノは
揺らめいて 煌めいて
リクエストは 何にしましょう
humm ねぇ

『リクエスト』
作詞 おかむら ゆり(アルバム『I’m here』に収録)
I'm Here https://www.amazon.co.jp/dp/B07PL4XN5F/ref=cm_sw_r_cp_tai_XVfxDbY59549F

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『鵺のなく夜』 [作詞]

カゲロウは 飲まず食らわず 夜を舞う
踊り子は 問わず語らず 夜を舞う
常世現世 どちらとも無く
ひらりふわりと 漂うままに

先のことなどわからない
他人(ひと)のことなどわからない
群のうねりに 色はない

うつらうつらと 本気のあいだ
ゆらりふわり 行ったり来たり
性(しょう)の確かでないもの ふたり
明日の確かでないもの ふたり

何事も口にせぬなら ここにいよ
何物も 見ないふりならここにいよ
壁にもたれず 地に足つけず
クチナシの香り 漂う中

見えるものなど信じるな
語る神など信じるな
笛の吹き手が 変わるだけ

うつらうつらと 本気のあいだ
ゆらりふわり 行ったり来たり
性(しょう)の確かでないもの ふたり
明日の確かでないもの

うつらうつらと 本気のあいだ
ゆらりふわり 行ったり来たり
性の確かでないもの ふたり
そのままこのまま 鵺のなく夜に

『鵺のなく夜』作詞 おかむら ゆり(アルバム『I’m here』に収録)
I'm Here https://www.amazon.co.jp/dp/B07PL4XN5F/ref=cm_sw_r_cp_tai_XVfxDbY59549F


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『毎日の歌』 [作詞]

おはよう はやく着替えて さっさと歯磨き済ませて
洗濯干してるあいだに 朝ご飯は そこに出てるから
ミルクこぼさないでね 食器は流しに運んで
忘れ物はないわね さぁ、出かけるわ

※ 朝昼晩 朝昼晩 朝昼晩 朝昼晩 朝昼晩
走り続けてる 月月火水木金金

休みが欲しい 休みがあれば シーツ洗って 窓を拭くわ
お布団干してるあいだに クローゼット片付けなきゃ
朝の食事すんだら お昼ご飯は何にする
結局 いつもと変わらない忙しさ

遅いことなら亀でもできる ゆっくりしてたら日が変わる
こんな生活いつまで続く いつ終わる 今夜眠るまで

ほんの少しの労いと みんなの笑顔が
私のエネルギーになる 今日も明日も明後日も

おかえり はやく着替えて さっさとお風呂に入って
洗濯しているあいだに 夕ご飯はすぐに出来るから

※繰り返し

朝昼晩 朝昼晩 朝昼晩 朝昼晩 朝昼晩
走り続けてる 月月火水 月月火水
月月母さん木金金

『毎日の歌』作詞 おかむら ゆり(アルバム『I’m here』に収録)
I'm Here https://www.amazon.co.jp/dp/B07PL4XN5F/ref=cm_sw_r_cp_tai_XVfxDbY59549F
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器用貧乏いま昔 [考察]

これまでのお勤めは、正社員にせよアルバイトにせよ、仕事量が極端に多い部署に配属になることが多かった。支店で採用されたのに本社勤務に回されるケースもあった。短時間アルバイトなのにフルタイム正社員の代替要員の時は、つまり同時間当たりの仕事量が4倍くらい。ヘトヘトになりながらもこなしていた。こんな所で負けん気を出す必要はないのに、である。
思えば、顧客のニーズに最短で応えているつもりで、じつは企業側のニーズに最高のパフォーマンスで応じていたわけだ。自分自身に対する根性や負けん気ならまだしも、会社へのそれは雇い主にとって美味しいだけなのに。真面目で言われた事は能力値の最大をもってキチンとこなす。2人分以上の仕事を1人で出来る私ってスゴい!、、、甘いワタシ。
また、難儀な事に、仕事すればする程より高いものを求められるようなるのだ。これもして、あれもしてと依頼が増える。「ちょっとこれ以上は無理です。」「やってもらわないと困る(シノゴの言わずやれ)。」そして疲弊して「辞めます。」になる。折角覚えた仕事、折角教えた仕事。長く仕事する事はお互いの利益になるのに、環境改善されることはない。また誰か来てまた辞めるのだろう。

ある日、やはり忙しい職場で、他の誰も対応できない仕事が舞い込んだ。上司は、私がその業務にあたる時は一切の通常業務を別の社員さんに指示した。結果、顧客からは感謝され上司から一目置かれ、私は満足度の高い勤務時間を過ごせた。

目の前が開けた気がした。

私が特にその能力に優れていたわけではない。その場に出来る人が誰も居なかったに過ぎない。また、その能力がいくら高くてもその職場には必要はない。その勤務先では滅多にない業務なので、それだけのために在籍させておく必要はないのだけれど、誰も居ないとちょっと困る。そこに私がたまたま居た。稀だったおかげで業務が重加算労働にはならず、アドバンテージになったのだ。

過去には、いろんな事が高水準でこなせる人は「器用貧乏」と言われた。何でも出来るのにどの道も極められない人だと。常識は変わった。この時代、いろんな力をそこそこ以上のレベルで持っている人間が生き残りやすいのだ。ホリエモンの『多動力』でも投げかけられている、一点集中よりも興味の対象にいろいろ関わって楽しめる人間が求められる。

ただ、仕事を選び、望まない仕事に就かないでいられるだけの余裕は必要よね。
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『妻籠の宿』 [作詞]

この世のものなら 奪いも出来るものを
死んでなお 憎らしいひと
囚われているのは あなたかそれとも私
思い出の中で 輝きを増すひと

寄り添う影は 二人と一人
ここは妻籠 中山道

こうなる事など 目の前に見えていると
人の言葉に 背を向けた罰なの?
手に入れたかった 妻という甘い響き
死に別れた人の 心の在り処も知らず

行きつ戻りつしながらも 一歩ずつ
二人 歩いていくものと思っていた
戻る道は 閉ざしてきた
そして二人 なのに一人
行くも帰るも 出来ない籠の中 あゝ

あなたの心が あのひとと旅立ったの
この世にあるなら 奪いも出来たものを

『妻籠の宿』作詞 おかむら ゆり(アルバム『I’m here』に収録)
I'm Here https://www.amazon.co.jp/dp/B07PL4XN5F/ref=cm_sw_r_cp_tai_XVfxDbY59549F
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『駅〜ホーム〜』 [作詞]

わかってはいるんだ 頭の中では
当たり前の毎日が 来ることの 有り難さは
上手くやれてはいるんだ あれもこれも誰よりも
ただ一つわからない 僕は幸せなのか

弾いてみるんだ 誰もが言う幸せを
靴の踵だけが 乾いた音を立てる
オレンジ色をした 改札口を抜けて
いつもと違うホームから 知らない街へ

全て置き去りにすることを
僕は 密かに願っている

スポーツクラブも 銀行の看板も
少し違うだけかも知れない
それでもいいんだ
いつまでも上がらない遮断機
違う道を行けと 背中押してくれ

昨日と同じ朝が来る 流れがまた始まる
昨日と同じ電車に 僕はまた乗り込む

『駅〜ホーム〜』作詞 おかむらゆり(アルバム『I’m here』より)
I'm Here https://www.amazon.co.jp/dp/B07PL4XN5F/ref=cm_sw_r_cp_tai_sUfxDbV9NJQFR
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「やまと尼寺精進日記」番外 [ぶらぶら]

音羽山観音寺では「氷切り餅」という名前のお菓子も買いました。角砂糖サイズに切られた甘塩味の寒天なのですが、これが山登りをした身体にとても優しかった。下り道のベンチで休んで口に入れると、ほうっと力が抜けました。何に似てるのかしら?母乳だわ!この世に生を繋ぐ最初のエネルギー。

こちらで作っておられるようです。

辻商店
〒633-1212 奈良県宇陀郡曽爾村大字今井506−1
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