四半世紀を過ぎ [考察]

数年前の大規模な同窓会に来賓としてお見えになったとき、恩師が仰いました。


「貴方たちももういい年です。あまり大きなことは考えず、同窓会に出席できる程度の幸せを目指して、これからも地道に人生を歩んで下さい」と。


会場は大爆笑。

でも、一呼吸置いて 同窓会に出席できることがいかに大切なことなのかをしみじみと噛み締めました。

経済的にも 時間的にもある程度の余裕を持ち、ひと様に後ろ指を指されることなく、健康である同い年が二百人。こうして一堂に会していることの奇跡。どれひとつ欠けても 今この場に居られなかったのだと。


卒業して四半世紀を過ぎ、小規模な同窓集会で旧交を温めては 先生の言葉を形にしている我々仲間達。先生が仰るようにみんな「地道に人生を歩んで」いますが、私はまだまだ「大きなこと」は考えています(笑)。

こんな教え子を まだまだ青いねとお笑いになるでしょうか。


有難うございました。ご冥福をお祈りいたします。



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