エイプリルフールに物申す

　非難承知であります。こんな場合あんな場合・・・と細かい対応はいたしません。人それぞれ想いはあるので、これは私の意見です。
　昨日はエイプリルフールでした。これがいつどこで始まったのか、そんなことはどうでもいいんです。私はこのお祭り騒ぎが大嫌いです。個人はもとより大企業が4月1日に奇妙な宣伝を打ったりします。大企業がノウハウを使い　プロ集団が作成するものですし　当然目は引きます。

でもね


ここは日本で　日本の暮らしは基本4月に始まります。いわば古い着物を脱いで心新たに生まれ変わるその第一日目です。そんな日にいったい何をしてるんでしょう。そう思わずにはいられません。

それから

私は人を騙す番組が大嫌い。お笑いは人を笑わせて楽しませ　それがまたフィードバックする。お誕生日のサプライズは　仲間が計画を練って　それは多分お祝いされる側も薄々気が付きながらも　その時を共に楽しむという共有がある。騙しの番組は　騙す人騙される人そしてそれを外野で見て嗤う人で成り立っていて、そこには良いフィードバックも幸せの共有もない。騙される人に向かう矢印が２本あって、それはどんどん容赦なく鋭くなっていくのみ。これには嫌悪感をおぼえるのです。アンフェアで温かみも何も存在しない。そう　いじめの構造と同じ。

こういった番組は　残念ながら民放で時々目にします。これは制作している人達の倫理の問題だと思います。私は一介の民で　それをどうこうする力はありません。でも、子供たちにその番組を見ないように話し、その番組のスポンサーになっている企業がもし何らかの一般的製品を製造販売しているなら　それを購入しないことで一線を画したいとまで思います。

世の中はいろいろあります。人もいろいろです。玉石混合。嘘と本当が交じり合って複雑になりかねないけれど、いいものはほとんどがシンプルに出来ている。小手先の術で稼ごうとせず　本当に大切にすべきものは何なのか、その刺激や毒が本当に必要なのか、もう一度考えたほうがよいのではないでしょうか。

・・・とかいいながら　某自動車会社の四つの〇がついたおしゃもじがどこで手に入るのかと思った私でした。