読みかけですがご紹介 [本]

若い頃から心掛けていたのは、少し先を知る事だった。何が起こるのか何に悩むのか。人の通る道に落ちている悩みなんて似たり寄ったりだ。いずれ来る悩みを避けたければ、前もって避ける段取りをしておけばいい。想定内をクリアしておけば、想定外が起こってもそこだけ何とかすればいいのだから。
お手本は不要だった。自分を探していた。それが若いってことかな。

が、還暦を跨いだ今、先に落ちている悩みは絞られてしまった。生老病死。幸い衣食住に困る事はなく、病の備えもある。現状好きな時に好きな事が出来る。残るは老いとどう付き合うか。先を行く人にお話を聞きたい。お手本はないか、私自身に擦り合わせしたいような。

年金や老化を嘆く年寄りや威張る年寄りなど、申し訳ないけれどお手本にはならない。過去の栄光は己の口で語るものではない。はたから響いてくるものだ。虎の威を借る年寄りなんざ情けないの極みだ。それを分かっていない「最近の年寄り」がどれほど多いか。
そんなことをつらつら考えていたら、こんな本に出会った。
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甲野善紀さんの本。
この方は「人間の運命は完璧に決まっていて、同時に完璧に自由である」と結論づけておられる。
私は「右往左往しながら、決められた未来に辿り着くのが人生だ」と思っている。多分同じことを言っているのかもしれない。
ぜひ読んでいただきたいと思う。

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