形は漫画ですが [本]

 時に壁にぶつかり 石に躓きながらも 一歩ずつ緩やかに坂道を上ることで 足腰が強靭になる。たとえ一度にスコップ一杯でも 盛っていったら小山が出来る。そうして作った自分自身は「これが今の私です」と等身大の自分でいられる気がします。
とんでもない失敗に 布団に包まって唸った夜も、笑いながら眠っていると言われた夜も 凡ては挑戦した一日の終わり。
一年二年三年・・・あちこちにぶつかりながらも続けてきたことで 素晴らしいご縁も頂戴することができました。
さ、新たな努力と試行錯誤に突入の秋。

これは そんな努力も積み重ねも無く手にした力に 恐れ戦く青少年のお話。

ユフラテの樹 (手塚治虫文庫全集 BT 21)

初見で超難易度のピアノ曲を弾きこなし、マエストロの賞賛を浴びて大舞台に臨むことになってしまった女子生徒の恐怖は想像に余りある。
「練習します、勉強します。ごめんなさい、許してください。」と 早く言えたら。
それよりも努力を惜しまなかったら。

世の中に魔法は無い。努力は裏切らない。自力で身に付けた力はなくならない。と 手塚治虫は言いたかったのでしょう。

この漫画を 世の中の受験生を始めとするみんなに読んで欲しいと思う今日この頃。




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