星新一+与謝野晶子 ショートロング [本]

ショートショートと日本最古の長編小説をば年末に読み始め、未だ読み終わりません。
ま、年末年始の忙しいときに読書をしようとする私が無謀なんですけれど・・・

未来日記ってご存知ですか?
あれやこれや、したいこと叶えたい夢を叶ったかのように書いていきます。
以前試してみましたが、そのノートは行方知れず(爆)
ただ、夢の叶う日を書いたのを憶えていました。それが
2015年
当時は随分先のことね~と自分の指先から出てくる数字に半ばあきれたものです。
そんな年が今年やってきました。
書いた内容を忘れているのに年だけ憶えていても困り者なのですが、半面楽しみです。
さてさて、どんな一年になりますやら。

意外と面白かったので [本]


ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく


ほりえもん こと堀江貴文さんの何冊目かの本。
自身とご家族との関係や、メディアでただ単に羅列された経歴の裏側とか。
結果が全てのビジネスの世界において 成功を手に入れた努力と、実際には0ではないものの 多くを失うことになった頑なさ不器用さに 40歳の少年を見たようでした。
ヒッチハイクの経験が営業力に繋がっている話や、チャンスをつかめるか否かは「ノリ」のよさだとか。
スケールは違いすぎるけれど、私自身ダメもとの一言をきっかけに一歩踏み出すことでここまで来たので、チャンスはこちらが準備万端整った時に来るわけではないこと、仕事を引き受けてから勉強する(!)ことも了解済み。
こちらから働きかけることで 一度その心沸き立つ思いやそれによる成功を体験すると もう一度経験したくなるし、その為のプロセスに対する積極性が増すわ抵抗力はつくわ で 「おいしいことだらけ」。経験値は減りません。

とにかく、下手な成功ハウツー本を読むより よほど面白いと思います。



形は漫画ですが [本]

 時に壁にぶつかり 石に躓きながらも 一歩ずつ緩やかに坂道を上ることで 足腰が強靭になる。たとえ一度にスコップ一杯でも 盛っていったら小山が出来る。そうして作った自分自身は「これが今の私です」と等身大の自分でいられる気がします。
とんでもない失敗に 布団に包まって唸った夜も、笑いながら眠っていると言われた夜も 凡ては挑戦した一日の終わり。
一年二年三年・・・あちこちにぶつかりながらも続けてきたことで 素晴らしいご縁も頂戴することができました。
さ、新たな努力と試行錯誤に突入の秋。

これは そんな努力も積み重ねも無く手にした力に 恐れ戦く青少年のお話。

ユフラテの樹 (手塚治虫文庫全集 BT 21)

初見で超難易度のピアノ曲を弾きこなし、マエストロの賞賛を浴びて大舞台に臨むことになってしまった女子生徒の恐怖は想像に余りある。
「練習します、勉強します。ごめんなさい、許してください。」と 早く言えたら。
それよりも努力を惜しまなかったら。

世の中に魔法は無い。努力は裏切らない。自力で身に付けた力はなくならない。と 手塚治虫は言いたかったのでしょう。

この漫画を 世の中の受験生を始めとするみんなに読んで欲しいと思う今日この頃。




今更ながら [本]


全思考 (幻冬舎文庫)


漫才師 俳優 映画監督・・・とどんどん変化し、今やマエストロとも称される位置におられながら 被り物して画面に現れるビートたけしさんの著書。
先日のBSプレミアム 「たけし☆アートビートスペシャル」で 作品を神と祀られる現地に降り立って その日の為に行われた祭事に頭を搔きながら歩みを進める その姿に見入っておりました。
実際にお目にかかった方々の たけしさんから受けた印象と、計算されていない場で一秒にも満たないであろう一瞬の表情に この方が本当に繊細で頭脳明晰な方だと感じました。

今頃、ファンです。







久々の小説 [本]

 心をぞ わりなきものと 思ひぬる

 見るものからや 恋しかるべき     清原深養父


わりなき恋


「?おわりなき? あ、ちがうのか。わりなきってなんだろ?」と それだけで買ってしまったチャレンジャー。

「わりなき」という言葉は 上記 古今和歌集からとられたらしい。で、意味はと言うと

心というものは 理屈にあわないものね
こうしてそばにいるのに 恋しく思うなんて

だそうです。

ま、恋なんて雷に打たれるようなのもので 理屈が介在する時点で恋じゃない。

小説の内容と言うと・・・・・う~~~ん・・・

新刊なので これから読む方の意欲を削いではいけないのですが・・・

ま、お互いが凄いキャリアと経済力を持っている高齢者という設定だから出来る恋の形態だよね・・・

よほど若い頃から容姿にも頭脳にも恵まれていた人じゃないと 後期高齢者でこれは・・・

色んなシーンで ポコッと泡の様に湧き出てくる主人公の記憶を形成した時代については もうちょっと説明していただきたいな~。いきなり昔話されても~。

でした。

ファーストクラスにこだわりがありながら 隣が空席になってと期待する主人公に

「二席チケット買えば?」

と思うのは私だけでありましょうか。


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