Born [作詞]

生まれ出ずる子が育ち、やがて巣立つ。出産の大変さや子育てのあれこれ、葛藤。過ぎ去れば時に懐かしい。あの時もっと他に方法があったかも。そんな振り返りもあるけれど、今は静かに子守唄を歌いましょう。誰に?遠い昔の赤ん坊と、なりたての母親に。今の赤ん坊となりたての母親に。


私の背丈を すぐに越えるかな
心の背丈は どこまで伸びるかな


胡桃のような小さな拳
世界の全て 握っている

蒼い月のよう つぶらな瞳
この世の光だけを見てる


守っていく 腕の中から 膝の上から
繋いだ手から いつか離れていくまで



見守っていく 腕の中から 膝の上から
繋いだ手から いつか離れていっても


私の背丈を すぐに越えるかな
心の背丈は どこまで伸びるかな

(『Born』 作詞 作曲 おかむら ゆり all rights reserved)
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Just a woman [作詞]

☆ジャスト ア ウーマン 誰のものでもない私

ジャスト ア ウーマン 今だから出来ること


娘でも妻でも母でもない私は 何処にいるの

ここでうずくまってる

娘でも妻でも母でもない私が ここにいる

立ち上がり 膝をはらい 靴の紐を結ぼう


☆繰り返し


娘でも妻でも母でもある私が ここにいるの

全て背追い込んで

これまでの自分と積み重ねた全てを 捨てなくても

お互いが自由になる 少しだけ手放せば


変わりたい 変わることは怖い

「今さら 何ができるの?」

見つめる手 そっと開けば 翼になる

ジャスト ア ウーマン 誰のものでもない 全て

ジャスト ア ウーマン 小指から 開いてゆこう

背中から 下ろして行こう 自由になろう

ジャスト ア ウーマン !

(『Just a woman』作詞 作曲 おかむら ゆり all rights reserved)



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『角砂糖』 [作詞]

なぞってください 私にわかるように

あなたを どこで愛しているか

黒い髪か 二つの白い胸か

吐息の絡まる 小指の先か

* 熱い紅茶に 落とした角砂糖

甘く揺らいで 琥珀に溶けてゆく

どこまで私 どこからあなた

私が私で なくなるまで あぁ

抱いてください 私にわかるように

あなたをどれほど 愛しているか


* 崩れて溶けて 充たされていく

私の知らない 柔らかな場所 あぁ

抱いてください 私にわかるように

あなたをどれほど 愛しているか

あなたをどれほど 愛しているか

(『角砂糖』 作詞 作曲 おかむら ゆり all rights reserved)
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リクエスト [作詞]

ここが 貴方の好きな場所
小高い丘に建つ 風が流れるレストラン
光る波 奏でるピアノ
リクエストは 何にしましょう

幸せ?って聞いてみて
答えはわかっていても
茜に染まる 海の色
ひとつに溶けてく 私の頬と

グラスの中の小舟が
白い尾をひいて 貴方の元へ行くの
内海の波は 静かに
光る海 港見おろして

幸せ?って聞いてみて
答えはわかっていても
紅 染まる海の色
ひとつに溶けてく 私の頬と

向こうの席から 誰かが微笑む
静かに 緩やかに 愛がここで繋がってゆく

夕暮れを奏でるピアノは
揺らめいて 煌めいて
リクエストは 何にしましょう
humm ねぇ

『リクエスト』
作詞 おかむら ゆり(アルバム『I’m here』に収録)
I'm Here https://www.amazon.co.jp/dp/B07PL4XN5F/ref=cm_sw_r_cp_tai_XVfxDbY59549F

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『鵺のなく夜』 [作詞]

カゲロウは 飲まず食らわず 夜を舞う
踊り子は 問わず語らず 夜を舞う
常世現世 どちらとも無く
ひらりふわりと 漂うままに

先のことなどわからない
他人(ひと)のことなどわからない
群のうねりに 色はない

うつらうつらと 本気のあいだ
ゆらりふわり 行ったり来たり
性(しょう)の確かでないもの ふたり
明日の確かでないもの ふたり

何事も口にせぬなら ここにいよ
何物も 見ないふりならここにいよ
壁にもたれず 地に足つけず
クチナシの香り 漂う中

見えるものなど信じるな
語る神など信じるな
笛の吹き手が 変わるだけ

うつらうつらと 本気のあいだ
ゆらりふわり 行ったり来たり
性(しょう)の確かでないもの ふたり
明日の確かでないもの

うつらうつらと 本気のあいだ
ゆらりふわり 行ったり来たり
性の確かでないもの ふたり
そのままこのまま 鵺のなく夜に

『鵺のなく夜』作詞 おかむら ゆり(アルバム『I’m here』に収録)
I'm Here https://www.amazon.co.jp/dp/B07PL4XN5F/ref=cm_sw_r_cp_tai_XVfxDbY59549F


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『毎日の歌』 [作詞]

おはよう はやく着替えて さっさと歯磨き済ませて
洗濯干してるあいだに 朝ご飯は そこに出てるから
ミルクこぼさないでね 食器は流しに運んで
忘れ物はないわね さぁ、出かけるわ

※ 朝昼晩 朝昼晩 朝昼晩 朝昼晩 朝昼晩
走り続けてる 月月火水木金金

休みが欲しい 休みがあれば シーツ洗って 窓を拭くわ
お布団干してるあいだに クローゼット片付けなきゃ
朝の食事すんだら お昼ご飯は何にする
結局 いつもと変わらない忙しさ

遅いことなら亀でもできる ゆっくりしてたら日が変わる
こんな生活いつまで続く いつ終わる 今夜眠るまで

ほんの少しの労いと みんなの笑顔が
私のエネルギーになる 今日も明日も明後日も

おかえり はやく着替えて さっさとお風呂に入って
洗濯しているあいだに 夕ご飯はすぐに出来るから

※繰り返し

朝昼晩 朝昼晩 朝昼晩 朝昼晩 朝昼晩
走り続けてる 月月火水 月月火水
月月母さん木金金

『毎日の歌』作詞 おかむら ゆり(アルバム『I’m here』に収録)
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『妻籠の宿』 [作詞]

この世のものなら 奪いも出来るものを
死んでなお 憎らしいひと
囚われているのは あなたかそれとも私
思い出の中で 輝きを増すひと

寄り添う影は 二人と一人
ここは妻籠 中山道

こうなる事など 目の前に見えていると
人の言葉に 背を向けた罰なの?
手に入れたかった 妻という甘い響き
死に別れた人の 心の在り処も知らず

行きつ戻りつしながらも 一歩ずつ
二人 歩いていくものと思っていた
戻る道は 閉ざしてきた
そして二人 なのに一人
行くも帰るも 出来ない籠の中 あゝ

あなたの心が あのひとと旅立ったの
この世にあるなら 奪いも出来たものを

『妻籠の宿』作詞 おかむら ゆり(アルバム『I’m here』に収録)
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『駅〜ホーム〜』 [作詞]

わかってはいるんだ 頭の中では
当たり前の毎日が 来ることの 有り難さは
上手くやれてはいるんだ あれもこれも誰よりも
ただ一つわからない 僕は幸せなのか

弾いてみるんだ 誰もが言う幸せを
靴の踵だけが 乾いた音を立てる
オレンジ色をした 改札口を抜けて
いつもと違うホームから 知らない街へ

全て置き去りにすることを
僕は 密かに願っている

スポーツクラブも 銀行の看板も
少し違うだけかも知れない
それでもいいんだ
いつまでも上がらない遮断機
違う道を行けと 背中押してくれ

昨日と同じ朝が来る 流れがまた始まる
昨日と同じ電車に 僕はまた乗り込む

『駅〜ホーム〜』作詞 おかむらゆり(アルバム『I’m here』より)
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