ライオンズゲート

八月の初旬。長めのお休みを作り旅しようと思っていたがこの酷暑。大雨で鉄道も寸断された為に、宿をキャンセルした。線路は間もなく復旧したものの、引き続き来たのが台風8号だ。

諦めた。行けない時はどうしても行けないのよ。

自宅にいると不思議と眠気が止まらなくなった。どこも悪くないのに起きられない。お料理も途中放棄。買い物も最短で済ませて帰宅し、また休む。

ネットには何度も何度もライオンズゲートというものが出ていた。月の満ち欠けで体調に変化が起こりやすい野生児としては、何かあるのかしらと思ったり思わなかったり。まぁ、ライオンは出合わなかったけどw

ともあれ、外部との関わりが遮断された一週間ではあったけれど、そんな中なのに出会ったものがある。もしかしたら、これまで夢物語や不可能と思っていた「したい事リスト」の中味が、これで動き始めるかもしれない。

白昼の惨劇

白昼の凶行に誰もが声をあげた。
安倍晋三元首相が、我が町で凶弾に倒れた。
なんということだ。
沢山の個人カメラと報道陣の目の前で。

凶行が行われたこの場所は駅前の三叉路。ハブ駅でデパートもあるため、人通りが多い。なので街頭演説の多くがここで陣をとる。
今回の選挙戦が始まって間もなくだった。デパートに行った帰り道、ある党が演説準備をしていた。私は駅に行きたい。なので、選挙カーのすぐ脇を通ることにした。マッチョなSPさんに怒られるかもと思いながら、歩いていたが、



ここよりもっと近くを歩いても、制止されることはなかった。
正直なところ、この危機管理体制で大丈夫なのかと、うっすらとした不安を抱いた。
案の定だった。

置引きすら稀な奈良の地で、政府の要人が路上で凶行に倒れるという、世界中に流れる程の大事件が起こってしまった。

この事によって、様々な方面に波紋が広がるだろう。不問に処せられることもあれば、新たな石が投げ込まれる事にもなろう。
私のような者は、ただただ遠くから見ているしかないが、その変化のきっかけになるであろう大事件が、通い慣れた場所で起こったことに、何とも言えない気持ちになっている。

あらためて、ご冥福をお祈りいたします。

固形ガス？

先日、旅から戻ると贈り物が届いていた。

北海道の友人からだ。

「？」

あ、この前SNSでやりとりした話題の品だわ。

山わさび味のカップ麺。

熱湯を注いで3分。ずずっと啜ると思い切りむせる。美味しいがむせる。カップ麺あるあるで冷めると美味しくなくなるので、熱いうちに啜る。むせる。この繰り返し。

友人曰く

「食べる催涙ガス」

なるほど。

せっかくなので、奈良民にも体験してもらおうと、職場の残業に差し入れて逃走（笑）

出勤日が楽しみだ（笑）

ちなみに、高松で買った「おいり」をトッピングしてみたが、残念なお味になった。

なんでこれ

成人の姿がこれ？

駅ガチャポン

駅ナカのカフェが無くなって、ガチャポン置き場になっていた。噂に聞く「次降ります」ボタンを発見。『りんごかもしれない』バッグもかわいい。ヨシタケシンスケさんの絵本、好きだな。切り口が面白い。

駅の中にはタリーズの看板だけは残っていた。だから休憩しに行こうと立ち寄ったんだけど、あるのは商品がコーヒーだけの自販機だけだった。お商売は撤収が早いのが大事だと思った。

断捨離

もうすぐ令和四年度がはじまる。令和年間になってからというもの、稀にみる大惨事が続いている。

まだ千頁程度の令和書紀。パラパラと捲って、指を差したところに何が書いてあるか。触れた場所の多くに、あまりよろしくない記述ばかりがあるだろう。

消しゴムをかけられたらいいのに。そんな事ができたら、きっと消しゴムかすの黒い山ができるだろう。無力な私はノートの隅に漫画でも描くしかない。

黒死病がきっかけで教会の権威が失墜した。いや、真実を覆い隠していたヴェールが払われた結果だ。

今回は？無駄に多かった物事が消えて、生きるに必要な物資が高騰する。

安十分な対価を払ってきた保険が、中身のないものだったことも。

こうしている間にも、かの地には爆弾が降っている。
https://youtu.be/2oX2FSv4Rys

当たり前の日々

わかってはいるんだ　頭の中では

当たり前の毎日が　来ることの有り難さは

うまくやれてはいるんだ　あれもこれも誰よりも

ただひとつ分からない　僕は幸せなのか

（「駅〜ホーム〜」より）

幸せとは満月を指すのではない。

災いのない事を幸せという。

おおかたは満たされていて、少しの欠けを埋めようと努力する事が幸せなのだ。

14番目の月とはよく言ったものだ。

また地震

奈良市内某所。蓄音機で音楽を聴くという集まりがあり、参加した。古いレコード盤を聴きながら、音楽の変遷、世の中との関わり、いろんな世相が見える。なかなか面白い。

ドン！

いきなり下から突き上げた。地震だ。

いきなり過ぎて、スマホの防災情報は反応せず。今居るのは古民家を改装した建物なので、梁は太いが壁は土だ。崩れるとまずい。とっさに鞄をつかみ、どこから逃げるかを目で探した。

幸い、揺れは一度きりで、なんの被害もなかった。講演はつつがなく終わった。

しかしながら、ついこの前も揺れたばかりだ。紀伊水道の地震といい、続いている。大丈夫なのか南海トラフ。

傾いてきた太陽に色付けされつつ、空にはこんな雲があった。これが地震雲とされる「あばら雲」なんだろうか。

亜種だの何だの、いつまでも引きそうにない波の上に、地面まで揺れたらたまったものではない。備蓄はあれこれしてあるけれど、インフラ、特に電気が止まるのが一番大変だ。

そうそう、さっき講師が、

「大丈夫。電気が止まっても。蓄音機は電気いらないから。

…いや、そういう問題では。

錯覚を起こさないでいられるか

役所といえば、のんちゃんを見かけました。


あ、これは昨年のぶん。
新しいのんちゃんはこちら。




時給がすごく上がったような気がしますが、たったの…です。

最近のNYでの時給は15ドル。日本円にすると1700円くらいになりますね。

賃上げを喜べない春になりそうです。

美しさより実

少しだけ時代の古いドラマでは、お館様や奥様の寝室には、水差しとグラスがあった。クリスタルの高級な水差しには、同じクリスタルのグラスが蓋のように被せてあった。
ドラマの中の水差しを「素敵だわ〜」と思っていても、実際には不要な代物だった。
若い頃なんて、夜中に目覚めることなどない。喉が渇いたら台所に行くだけだもの。

ところが最近は夜中に水が欲しい
クリスタルのセットはオシャレだけど、ひっくり返すのがオチだ。フツーの暮らしをしている私には、軽くてキャップのあるペットボトルの勝ち。