ね〜若者達 [素語録]

テレビのCMが流れる。

「眠りが浅い」「夜中に何度も目が醒めて、7時間連続した睡眠が取れない。寝足りない気がする。」

「昔みたいに油モノが食べられなくなってね〜」

…もう必要ないでしょう、長時間睡眠も油モノも。

8時間連続睡眠が取れないと言ってサプリを飲む。
若い頃と同じ様にガッツリ食べられないと言ってサプリを飲む。
これまでと同じである必要はどこにあるのかしら?

若者は、その時期にしないといけないことが山ほどあって、沢山の眠りと沢山のエネルギーが必要なの。だから食べる。胃袋の関所を通った途端に消化されて、胃の底に触れる事がないくらいはやく消えてしまう。
身体の成長と心の成長。進むがゆえの苦しみ、伸びるがゆえの苦しみ。立ち止まった時も動けない時も、同様に悩み苦しむ。内も外も激しく入れ替わっているから疲れる。だから眠りが深くなる。目覚める時も、見えない敵と戦う様かの様に起きる。

幾つになったら悩みは無くなるのだろう。何処に行けば苦しみから逃れられるのだろう。誰か答えを持っていませんか。先人の本を読み、心の旅をする。時に目の前の楽しみに没頭することもあれば、時間をやり探すことに腐心する事もある。
若い頃はそれはそれは美しいし、煌めいているし眩しい。でも見た目ほど、心の内がよくない事は、我々経験者は知っている筈でしょ。

頑張れ、今の若者たち。生きていればそのうちやってくる老後なんて考えるな。サプリを飲もうが筋トレしようが、先に来たものは先に去っていく。少なくとも君達が年金を現実問題と捉える頃には、我々は誰一人いないのだから、何も気にしないで。

心の旅で思い出したチューリップの大ヒット曲。福山雅治バージョンでどうぞ。https://youtu.be/vH4SQrmuufs
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ぼちぼちいこか〜岸和田の [作詞]

1 エスカレーター 駆け上がり
信号待ちに 舌打ちして
便利になって 忙しいんや
なんでか余計に 忙しいんや

たまには走らな あかんけれども
いっつも走って おられるわけはない
毎日何に 急かされているんやろ
時々休んで ぼちぼちいこか

★上り坂がキツイなら
遠回りして ええんやで
梅田からナンバまで
歩いてみるのも楽しいで

(ぼちぼちいこか)道はどこかに
(ぼちぼちいこか)繋がっている
(ぼちぼちいこか)今日は明日に
(ぼちぼちいこか)繋がっている
なんも焦らんで ええんやで
ぼちぼちいこか 今日も


2 人生 百年て 言うけれど
俺がそうなるかは 分からへん
生きてりゃそのうち 終わるんやから
せかせかせんと ぼちぼちいこか


★繰り返し

ぼちぼちいこか 今日も
ぼちぼちいこか 今日も

(「ぼちぼちいこか」作詞作曲おかむらゆり all rights reserved)

岸和田のFMパーソナリティーもしておられる方のバンド「Osaka Bochi Bochi Orchestra」に書いた歌です。

初めて会ったのが某ライブハウスで、
会うなり

「書いてください。」
「ホンマに書いてください。」
「お願いします。」
「よろしく!」
「書いてくださいね!」

の連発で、面食らいました笑。ご縁ですね笑笑。

その日彼らのバンドの演奏中に骨格が出来て、翌日には大方できていたという超スピードの作品。

「ぼちぼち〜音楽祭」という名のイベントを各地で開催しておられるので、近いうちに聴けそうですよ。
https://www.facebook.com/137806560285622/photos/gm.2304961559742251/479059949493613?type=3&sfns=mo

https://bochibochiikokka.jimdofree.com/
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蜘蛛の巣2 [演奏するということ]

居酒屋までは遠かった。
それは奈良からの距離ではなく、楽器の演奏を楽しんでいる人達と出会うまでの時間だ。

既に四十路に入っていた。日、一日と年をとる。行動するなら早い方が良い。でも何をしたらいいのか。
ホリエモンは「なにもない自分に小さなイチを足していく」と言ったけれど、私の小さなイチは何なのか、何処にあるのか。バンド活動は学生時代だけで、周りには音楽と繋がる人は誰もいない。本当のゼロだった。

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

交流会には同じ年頃の男性が数人、離れた席におられた。でも特にお話しする事もなく、そのまま帰宅した。
見るにみかねたサークルの方が、勝手にバンドを作ってくれた。

「この人たち、放っておいたらずっと何もしないから。」

ご明察。

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蜘蛛の巣1 [演奏するということ]

何気にパソコンを触っていた時のこと。回線のとんでもなく遅い頃のお話。
バンドのサークル活動団体の画面が出てきた。

「あ、世間にはこういう団体があるんだわ。」

とはいえ、営利目的ではなかろうか、変な勧誘されないだろうか、等々不安は山のようにある。ネットは怖いと思っていたし、怖がりなくらいで充分なのだが。

「交流会があるのか。、、怖いけど行ってみよう。早めに行って場所を確認しよう。おかしな所ならそのまま帰ろう。いつでも逃げられるように出口の近くに居よう。」
と、訳の分からない怖がりようで大阪の会場に向かった。そこは居酒屋だった。

何が怖い!

大笑いである。

とはいえ、お店は完全にキャパオーバーで、参加人数に行き渡る席はなかった。主婦には安くない会費を払ったのに、飲み物も食べ物もロクに無かったのを覚えている。今思うとやっぱり怖い笑笑。

社会人限定のサークルとはいえ、殆どは二十代と三十代の若者達で、四十代となると流石に数えるくらいなものだった。食べ物も飲み物も殆ど口にできない(まだ言う)ギュウギュウ詰めの席で、私は所在無さを感じていた。(続く)
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「おかえり〜そして春が来る」カモンじゃなくてカノン [作詞]

日本のポップス曲によく使われているのが、

「カノン進行」

と言われるコード進行です。

C. G. Am. Em F. C. F. G.

歌い手の音域によって高さは違いますが、このコード進行を主軸にしているものがとても多い。

参考までに以下の動画をどうぞ。

https://youtu.be/hwBbI28gkRM

聴き手に気持ちの良い和音の連なりなんですね。

そんな和音を使わない手は無い(笑)。




桜花 ほほに触れて
菜の花に目覚める春
紫陽花 揺れる 雨音
白いカーテン 夏の空

月の満ち欠け 星物語 夜を継いで
季節は巡りながら
あの日と同じ時は 二度とない
それでも再び

風に舞う枯葉の道
雪に閉ざされた 冬が過ぎ
そして新しい 君と出逢える 春が来る

星降る夜の夢物語 花を摘んで
季節追いかけながら
過ぎてゆく日の思い出を惜しむ
それでも再び

肩すぼめ枯葉の道
雪に閉ざされた冬が過ぎ
そして新しい 君を迎える 春が来る
おかえり

(『おかえり〜そして春が来る』作詞 作曲 おかむら ゆり all rights reserved)

窓の向こうから鶯のさえずりが聞こえてくる。臥せることの多かった年はいつのまにか季節が進んで、春になっていた。

コード進行は同じでもメロディは人それぞれ。私のカノン進行をギターさんとユーチューブにアップするつもりで、色々と画策中です。
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2020年最初のライブ [スケジュール]

令和二年が始まってすぐ、松の内にライブをします。

ブルーノート ならまち
http://kyoto-bluenote.jp/
場所はこちら。
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2009年12月に初のライブをしてから10年。

11年目のスタートをギターとボーカルのデュオでお送りします。

時間など詳細は追ってお知らせしますね。

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秋の音旅

「福岡は音楽が盛んですから、行ってみるといいですよ」音楽を通して知り合った若者が勧めてくれました。
で、音楽を通して親しくなった女性と旅をします。彼女の歌も素敵ですよ。

11月初旬、博多、天神あたりの歌えるライブハウスをハシゴする予定。CDも持っていきます。

こちらをご覧下さっている方。オススメのお店などがあれば、教えて下さいね。あ、グルメ情報も。
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奈良の夕暮れ
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遠野物語 [作詞]


とおの昔に死んだ女と
思ってほしい 忘れてほしい
全て捨てても添いたいと
思うお方がいるのです

焦がれ焦がれて この身より
心が先に灰になる
二人の暮らしに幸せが
無かったわけではないけれど

置いて行きます 差し上げます
愛より他は何もかも

重い体に繋がれた
心がやっと空に飛ぶ
生木裂くような 痛みから
救ってくれた人 許してと言えずに

置いて行きます 差し上げます
愛より他は何もかも

去り難し此の世から
思わぬ形で消えようとも
姿なく影だけは
夢のまにまに

置いて行きます 差し上げます
愛より他は何もかも
愛より他は何もかも

(『遠野物語』 作詞 作曲 おかむら ゆり all rights reserved)

行きたいと思いながら辿りたいと思いながら、なかなか叶わない柳田國男が描いた東北への旅。
『遠野物語』をほろほろと読みながら思う。彼の地では、座敷わらしも逝った人も同じくらいの質量で存在しているのだと。そういった存在と出くわした人間が、その後長く伏してしまったという一文が多いのは、生というものが如何に不安定なバランスの上にあるかを示しているのではなかろうか。

不意に妻を亡くした男。幼い子を育てながら生活をする日々。ある日浜辺を歩いていると、向こうの方を駆けて行く男女の姿が。よく見るとそれは自分の妻。そして隣にいるのは、はやくに死んでしまった妻の元恋人だった。追いかけて問い詰めた男に初めて告げられる妻の本心は、、
ここから先は、どうぞ本を手に取ってくださいな。

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『キャンバス』



陽射しが眩しいね 窓を開けたら
沢山の夢が 手付かずで浮かんでる
君の眼に映る 太陽は何色してる
空の色は?海の色は? 虹の色は?


君の手のひらのクレパスが
どんな色をしてる日も
握りしめて線を引け 祈り込めて
幸せになりますようにと


心に浮かぶまま 好きな色を手に取って
君色の海 君色の空 心が望むまま


君の目の前のキャンバスが
どんな色をしてる日も
力一杯 線を引け 祈り込めて
幸せになりますようにと

幸せに幸せになりますようにと

(『キャンバス』 作詞 作曲 おかむら ゆり all rights reserved)

ある日、お友達になったデュオの方から

「ゆりさん、歌を書いて下さい。」

と言われまして。

ふむ。

アルバムを作るにあたっては、自分を削って削って、核とか芯とか背骨とかになる部分に突き当たるまで掘り下げた。とても大変だった。何故なら自分のことは見えないから。鏡に映る自分は自分じゃないしね。

でも、人様の歌ならどうだろう?

彼らがどんな歌を歌う?雰囲気や声色や音域は?
出会ってからのあれこれを思い出した。
そして、この歌がうまれた。

くくるんさんは、この歌をあちこちで歌ってくださっている。ボランティア施設、イベント、その他諸々。
何処かでお耳にして頂けたら幸いです。

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Born [作詞]

生まれ出ずる子が育ち、やがて巣立つ。出産の大変さや子育てのあれこれ、葛藤。過ぎ去れば時に懐かしい。あの時もっと他に方法があったかも。そんな振り返りもあるけれど、今は静かに子守唄を歌いましょう。誰に?遠い昔の赤ん坊と、なりたての母親に。今の赤ん坊となりたての母親に。


私の背丈を すぐに越えるかな
心の背丈は どこまで伸びるかな


胡桃のような小さな拳
世界の全て 握っている

蒼い月のよう つぶらな瞳
この世の光だけを見てる


守っていく 腕の中から 膝の上から
繋いだ手から いつか離れていくまで



見守っていく 腕の中から 膝の上から
繋いだ手から いつか離れていっても


私の背丈を すぐに越えるかな
心の背丈は どこまで伸びるかな

(『Born』 作詞 作曲 おかむら ゆり all rights reserved)
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